2025年にアンドビールの醸造所が、山梨県勝沼へ完全移転しました。新しい醸造担当もジョインしてチームで活動しています。「どんな人が作ったビールなのか」が見えてくるとビールの飲み方がもっと楽しくなるはず!と考えて、醸造担当メンバーを紹介するコラムを書くことにしました。そんな「Brewer Interview」の第2弾!
今回は、アンドビール初のインターナショナル?な採用になった、シアトル出身のAndyさんへのインタビューです!Andyさんのニックネームは「アンちゃん」ということで、同じくアンちゃんとして生きてきた僕(安藤)としては、応募いただいた時にとんでもないシンパシーを感じてました。
そんなAndyさんの異色な経歴や「なんで日本に!?」というところまで、代表の安藤が根掘り葉掘りインタビューしました。
(第1弾の樹央さんのインタビュー記事はこちら)

安藤Andyさんは、なんでアンドビールで働こうと思ったのですか?
Andy私はファームハウスビールと樽熟成ビールの大ファンです。アンドビールは、シアトルのブルワリーを思い出させます。様々な醸造技術を駆使して、あらゆる種類のビールを造っているところがポイントでした。
安藤働いてみてどうですか?
Andyアンドビールは、新しい技術を試すことに特に積極的で、課題に対しても適応力があるブルワリーだと感じています。

安藤某テレビ番組みたいな質問で恐縮なのですが、そもそも、なぜ日本に住んで、働くことを決めたのですか?きっかけや、経緯を教えてください。
Andy子供の頃に神戸でホームステイした時からずっと、日本に住みたいと思っていました。アメリカでの仕事を辞めて日本に来てからは、長野のワイナリーで働き始めました。その後にブルワリーへと業界を変えながら、発酵への情熱を追求することにしました。日本に住み始めて7年目になります。日本に住んでいて感じるのですが、お茶を飲むとかお風呂に入るとか、単純で地味に見えることを、本当によく考えて最適するような日本の文化が好きです。
安藤日本で醸造の仕事に飛び込む前、アメリカではどんなお仕事をしてたのでしょうか。
AndyAmazonでビデオエンジニアとして働いていました。主な業務は、配信する動画の音声・映像品質の向上でした。そのため、世界中の大手テレビ局や映画スタジオと常に連絡を取り合っていました。日本でPrime Videoを立ち上げたチームの一員でもありました。ビデオエンジニアの役割でも、自分の感覚を信じて磨くことは、常に私の仕事の一部でした。ビデオでは目と耳に集中していましたが、醸造の仕事では、主に鼻と口の感覚を信じて磨いています!笑
安藤五感を信じて磨いていくという共通点があるのですね。ちなみにビール・発酵以外で興味があることはありますか?
Andy趣味が多すぎるんです(笑)。料理、バイク、機械修理、サイクリング、ミシン作業、ハイキング、野菜栽培、ジム、盆栽、湖で泳ぐこと、レコード収集、温泉に行くこと、勉強することが大好きです。休みの日は、それらの趣味に打ち込んでいます!
安藤いろんなインプットがあると、面白いビール作りにつながりそうですね!ここからはクラフトビールとの接点について深く聞かせてください。クラフトビールを好きになったきっかけ、好きな理由など聞かせてください。
Andyシアトルにはビール好きの友人グループがいて、一緒にボトルシェアパーティーをしたり、ワシントン州やオレゴン州のビール醸造所を定期的に訪問したりしていました。ビールは一度開けたら再び密封して後で飲むことができないという特別なところがあります。それはまさに花火を打ち上げるようなものです。ビール自体のことだけの問題ではなく、いつ、どこで、誰と飲むかが体験にとって重要であり、面白いお酒だと思います。

安藤ビールのスタイルやブルワリーなど、どんなクラフトビールが好きですか?
Andy樽熟成のランビックビールやファームハウスビールが大好きです。理由は、風味に最も影響を与えるのが酵母と菌類だからです。ホップと麦芽を調整することで幅広い風味を作り出すことができますが、酵母によって実現できる風味はその百倍多いです。お気に入りのブルワリーはどれも個性的で特徴的な酵母の風味を持っているので、どれも好きです。Logsdon, Ale Apothecary, Cantillion, De Garde, De Rankeなどが好きなブルワリーです!
安藤アンドビールといえば、「〇〇」とビールですが、ビールと一緒に楽しむおつまみ、食事何が好きですか?
Andyイカピー(スナック)とケラグエン!肉や魚を柑橘果汁で和えたグアムのチャモロ文化の料理です。
安藤最後にアンドビールでの展望について聞かせていただきます。アンドビールのイチオシビールと、今後アンドビールでどのようなビールを作りたいか、2点お聞かせください!
Andyイチオシビールは、甲州という白葡萄を使ったバレルエイジドビール「Koshu Trip」です!
今後作りたいビールは、一言で言えば、「記憶に残るようなビール」を造りたいです。そして個人的には、ランビックビールの大ファンなので、このスタイルのビールを日本中に広めるために、醸造技術をさらに研究し向上させていきたいと思っています。よろしくお願いします!

ということで、Andyさんのインタビューでした。
最後に一緒に働く醸造長のゆりこから、AndyさんのことをみんなにIntroducing!
ゆりこアンディさんと私は1歳違い。数奇な運命をたどって、勝沼で働いてくれています。アメリカ人のブルワーを、まさか自分が雇う人生になると思いませんでした。
彼はとても丁寧でシャイなアメリカ人。アメリカ人って「Hey!Yuriko, How are you?Hahaha!」っていうイメージだったのでビビッていましたが、いつも「こんにちは、安藤さん」と言ってくれます。でも社交性があり、お昼ご飯はいつもピッタリ横で食べてくれます。それのギャップが面白くて仕方がないです。
そして、とても趣味が多く、好奇心が旺盛。オートミールクッキーを焼いてきたのであげる(欧米か!)、怪しいスパイスソースを、怪しいお酒を、、、と例をあげると枚挙に暇がありません。この間もモルト粕を自宅に持ち帰り、石鹸にすると言っていました。出来上がりが楽しみです。
いつか地元のシアトルに連れて行ってね!

<文責・編集:安藤耕史>

